BRICS首脳会議 共同宣言で「パートナー国」創設を支持 非欧米陣営の拡大狙う
(VOVWORLD) - 中国やロシアなど新興国でつくるBRICSの首脳会議は全体会合を行い、「パートナー国」の創設を支持することなどを盛り込んだ共同宣言を採択しました。
2024年10月23日、ロシアのカザンで開催されたBRICS首脳会議(写真:ANI/TTXVN) |
ロシアのプーチン大統領は、「BRICSはダイナミックに発展しており、国際情勢において、その権威と影響力が強まっている」と語りました。
23日に行われた全体会合の冒頭で、プーチン大統領は世界でBRICSの存在感が増していると強調しました。
共同宣言には、ドルに代わる新たな国際決済システムの構築を目指すことや、BRICSの「パートナー国」創設を支持することなどが盛り込まれました。
「パートナー国」について、ロシア大統領府は13か国が認められる見通しだとしていて、トルコやインドネシア、タイ、マレーシアなどが取り沙汰されています。
24日にはアジアやアフリカの各国が参加する拡大会合が開かれる予定で、ロシアはグローバルサウスの取り込みを加速させたい構えです。(TBSテレビ)